はじめに
Claude Codeをインストールしたら、まず何を設定すればいいのか迷いますよね。デフォルトのままでも使えますが、最初にいくつかの設定を済ませておくと、日々の作業効率が大きく変わります。
このレシピでは、インストール直後に設定しておきたい項目を優先度順に解説します。最後にチェックリストも用意しているので、ひとつずつ確認しながら進めてみてください。
手順
テーマと表示設定を調整する
まずは見た目の設定から。ターミナルの背景色に合わせてテーマを選びましょう。/config コマンドを使うと対話的に設定できます。
# 設定画面を開く
/config
# 直接値を指定することも可能
/config theme=dark利用可能なテーマは以下のとおりです。
| テーマ | 用途 |
|---|---|
auto | ターミナルの設定に自動追従(デフォルト) |
dark / light | 固定のダーク/ライトテーマ |
dark-daltonized / light-daltonized | 色覚多様性に配慮したテーマ |
作業中の出力が見づらい場合は verbose を有効にすると、ツール実行の詳細が表示されて状況を把握しやすくなります。
/config verbose=trueモデルを選択する
Claude Codeでは複数のモデルを切り替えて使えます。タスクの性質に応じて適切なモデルを選ぶことで、コストと品質のバランスを取れます。
| モデル | 特徴 | 向いているタスク |
|---|---|---|
| Sonnet | 高速でバランスが良い | 日常的なコーディング、リファクタリング、テスト生成 |
| Opus | 深い推論に強い | 複雑な設計判断、大規模な調査、アーキテクチャ検討 |
| Haiku | 最速・低コスト | 簡単な質問、定型的な変換 |
設定ファイルでデフォルトモデルを指定できます。
{
"model": "claude-sonnet-4-6"
}セッション中にモデルを切り替えたい場合は /model コマンドを使います。
普段の作業はSonnetで十分です。「この設計どう思う?」のような複雑な判断が必要な場面でOpusに切り替えると、コストを抑えつつ品質を確保できます。
権限のallowリストを設定する
Claude Codeはファイル変更やコマンド実行の前に毎回確認を求めてきます。よく使うコマンドを allow リストに登録しておくと、承認の手間を省けます。
プロジェクトの .claude/settings.json に設定を追加しましょう。
{
"permissions": {
"allow": [
"Bash(npm run lint)",
"Bash(npm run test *)",
"Bash(npm run build)",
"Bash(git status)",
"Bash(git diff *)",
"Bash(git log *)",
"Bash(git commit *)"
],
"deny": [
"Bash(git push --force *)",
"Bash(rm -rf *)",
"Read(./.env)",
"Read(./.env.*)"
]
}
}allow だけでなく deny も一緒に設定しましょう。force pushや環境変数ファイルの読み取りなど、事故の元になる操作は明示的にブロックしておくのが安全です。
セッション中に /permissions コマンドを実行すると、現在の権限設定を一覧で確認できます。
設定ファイルの使い分けを理解する
Claude Codeの設定ファイルは4つのスコープに分かれています。適切な場所に設定を置くことが重要です。
| スコープ | ファイル | 用途 |
|---|---|---|
| ユーザー設定 | ~/.claude/settings.json | 全プロジェクト共通の個人設定 |
| プロジェクト設定 | .claude/settings.json | チーム共有のプロジェクト設定 |
| ローカル設定 | .claude/settings.local.json | 個人のプロジェクト固有設定 |
| Managed設定 | OS固有の場所 | 組織管理の設定 |
チームで共有すべき設定(lint・testコマンドの許可など)は .claude/settings.json に、個人的な好み(テーマ、エディタモードなど)は ~/.claude/settings.json に置くのが基本です。
設定ファイルには JSON Schema を追加すると、エディタの補完が効いて便利です。
{
"$schema": "https://json.schemastore.org/claude-code-settings.json",
"theme": "dark",
"model": "claude-sonnet-4-6"
}その他の推奨設定を適用する
以下の設定も最初に済ませておくと快適です。
拡張思考の有効化: 複雑な問題で深く考えてほしいときに役立ちます。
{
"alwaysThinkingEnabled": true
}自動コンパクトの有効化: コンテキストウィンドウが溢れそうになったとき、自動的に要約してくれます。デフォルトで有効ですが、念のため確認しましょう。
{
"autoCompactEnabled": true
}自動メモリの有効化: セッション間でClaude Codeが学習した内容を保持します。
{
"autoMemoryEnabled": true
}応用テクニック
権限モードの活用
作業スタイルに合わせて権限モードを切り替えると、さらに効率的になります。
- default: 標準。変更のたびに確認が出る
- acceptEdits: ファイル編集を自動承認。コーディング作業がスムーズに
- plan: 読み取り専用モード。コードを変更せず調査だけしたいときに
- auto: 分類器が安全性を判断して自動承認。慣れてきたら検討を
# セッション中にShift+Tabで切り替え可能
# またはCLI引数で指定
claude --permission-mode acceptEdits/configコマンドの便利な使い方
/config は単一の値を直接指定できるので、素早い設定変更に便利です。
# よく使うパターン
/config theme=dark
/config verbose=true
/config effortLevel=high初期設定チェックリスト
以下を上から順に確認していきましょう。
- テーマを自分のターミナルに合わせて設定した
- デフォルトモデルを選択した
- プロジェクトで使うコマンドを
allowリストに追加した - 危険な操作を
denyリストに追加した .envファイルをdenyに追加してセキュリティを確保した- 設定ファイルの使い分け(ユーザー/プロジェクト/ローカル)を理解した
- JSON Schemaを設定ファイルに追加した
- 自動メモリと自動コンパクトが有効になっていることを確認した
まとめ
/configコマンドを使えば対話的に設定を進められる- モデルはタスクに応じてSonnet(日常)とOpus(複雑な判断)を使い分ける
- 権限の
allow/denyリストは最初に設定しておくと承認の手間が激減する - 設定ファイルはチーム共有用と個人用で場所を分ける
- チェックリストを使って漏れなく初期設定を完了させよう